ウルトラC

癸卯年 甲子月 己未日(2023年12月27日)

世間は、大谷選手の話題で持ち切りです。
野球の才能はもちろんのこと、あのルックスとチャーミングな人間性と。
天は二物も三物もこの方には与えてしまったのかしらと思いますが、およそ凡人とかけ離れたご使命を持ってこの世に生まれてこられたのだろうなと思います。

大谷選手の犬に憧れるのをやめましょう

というWBCの名言をもじった名言まで飛び出し、久しぶりに明るいニュースに嬉しくなりました。デコピンという名前も流行りそうですね(笑)

さて、私がかねてから密かに心配をしていたのが彼の宿命的なところ。
羽生結弦選手と同様なのですが、変剋律虚異型という運の持ち主だからです。

おそらくとんでもない契約金が発生するだろうから・・・・どうか彼を守って欲しいと密かに祈っていたのです。
しかし大谷選手って、やはり想像をはるかに超えてくる、一味も二味も違う人間だと思いました。

年間報酬100億円の97%を10年後以降に受け取る

という、とんでもないウルトラCを打ち出しました。
誰がこんなことを考え付いたのか、年俸の一部を10年後に受け取るはあるかもしれませんが、97%って・・・
しかしこのウルトラCこそ、彼の宿命の負荷を軽くする唯一の方法だったと言えます。

財はエネルギーですから、当然多額の財はその人の人生を重たいものにします。
しかし彼はその財を「宙に浮かす」ことによって、自分が背負うことを放棄したのです。
この契約は実質上、97%受け取らない ということになります。

この契約で大谷選手は、変剋律虚居型というちょっと手強い宿命から逃れた形となるのではないでしょうか。
多額の財は自分の身から放し、野球が大好きで優勝したい少年のままの大谷君だけが残りました。きっと選手生命が続く限り、大谷選手の大活躍は約束されたと思います。

そして彼のことですから、宙に浮いたお金は世の中のためや野球界の未来のために全て投じてしまうでしょうね。本当にすごい方です。
変な女にだけは引っ掛かりませんように、というのは日本中、いや世界中の女性の祈りかもしれません(笑)

たったの年間3億ほどで大谷選手を使えることになったドジャースは、今度は山本由伸投手との契約にこぎつけたそうです。
来季の大リーグはちょっと目が離せませんね。