二極化が進む激動の時代。今なぜ算命学的な思考が役に立つのか

今こそ算命学的思考が役立つ理由

算命学は基本的に、陰陽五行論と相生相剋論で成立している学問です。
算命学を隅から隅まで理解するのはとても難しいことなのですが、ものすごく乱暴に簡単に言ってしまえば。。。。
陰陽相生相剋の本質的な意味合いって、いわゆる二極そのものなんです。

陰陽とは、男が居たら女が居る、表があれば裏もある、光があれば闇もある生があれば死もある、プラスがあればマイナスもある、etc。。。
この世は全てそれで成立している、と断じている学問なのです。
(あの世も肯定していますが、今回の焦点はこの世に絞りますね。)

このように、表と裏、白と黒、両方二極を知った上で中庸に生きること。
それが算命学の根幹的な思想であり提唱でもあります。
算命学の思想が、人生哲学そのものでもある理由です。

人はそれぞれ宿命というものがあり、それに沿って生きることが無理もなく中庸を目指しやすいこと。
そもそも「中庸に生きる」ことを人生の美としている学問です。

それでは、現代の二極とは何を示しているのか、そういった考察や客観的な思考を養うのに、無情の学問と言われる算命学がうってつけ
だということです。

巷でよく言われている「二極化」とは

現在、二極化、次元の上昇などが叫ばれています。
巨大な粉ふるい器が登場して、人間をふるいにかけていくような怖いイメージがありますよね笑
確かに怖い側面もありますが、直接的に命を脅かすものでは本来決してありません。

よくよく考えてみますと。
貴族の平安時代から武士の鎌倉時代に移行する時だって。
江戸幕府が崩壊して明治維新に向かう時だって。
いつだってこういった「二極化」を経て、ある種の統合発展を迎えてそしてまた二極化へ進み分離していく。
その姿形が違うだけで、人類はいつだってその営みを繰り返してきていることに気づかないでしょうか?

学校で1192作ろう鎌倉幕府、っていう感じで歴史を学んでいる時には全く気づかなかったこの事実(笑)
歴史は繰り返すという真意は、破壊と再生を繰り返すことで進化を続けてきた人類の営みそのものを示すこと。
改めて壮大なストーリーを生きる今、息が詰まるほどの感動を覚えてしまいます。

今の時代は、再生への移行期そのもの、いわゆる激動の分離時代です。
昨今の多すぎる災害やコロナウイルスなどの問題が、その現象に拍車をかけました。事実、コロナ前とコロナ後、たった3年足らずで
常識と非常識がひっくり返りましたよね。
そういう新しい社会に人間が順応していくためには、まず始めに今まで当たり前のようにくっついてきたもの、セットになってきた
ことを、分離させるエネルギーの動きが加速し始めます。

ではこの分離エネルギーってどこから来るのか?
実はこれって、天から降ってきたものでもなんでもなく、わたしたち人間が作り出した想念のエネルギーだと思うのです。

例えばですが、どうしてこの習慣が当たり前なんだろう?
このシステムってなんで存在するの?この行事の必要性ってどこに?
なんで女が社会進出すると苦労ばっかり?などなど。
そういう膨れ上がった「違和感」こそが、時代を変えていくエネルギーとなって少しずつカオスが生じてくる。
このエネルギーが大きく大きくなって、違和感が拭いきれない程の現象が起きて、やっと改善と進化が進んでいく。
そういう側面があると思うのです。

今の時代は、戦国時代のようなもの

このように、破壊と再生はセットであること。
これまで築いてきた社会、これこそが本物で万全であると信じられてきたこと、大衆が信じてきたものが音を立てて崩れてきています。
わかりやすく、芸能界も揺れています。
どんどん過去の悪事などが暴露されて、ホワイト社会化した中で対応できない芸能人も増えてくるでしょう。

人間の本質的なところが、炙り出されてしまう時代に入っています。
隠し事などできない時代です。
過去に大きな成功を積み上げてきた人こそ、その落差が垣間見えたりする、ある種厳しい時代が到来しています。

そして、ホワイト社会が必ずしも素晴らしいわけではなく。
他の色や黒や闇を一切受け付けない、がんじがらめに統制された社会はどうなっていくのか。
それこそ、息苦しさと脆弱性しか残りませんから、生物としての人間は本当に弱く弱くなって滅んでいくと予想できます。
しかし人間だってそうそうバカではないはず。
そうならないために、様々な工夫や試み、新たな色を入れて統合しながら、また社会や時代を築いていくのです。

二極を知る上で選択することができる自由な時代

かつて、正しいことを唱えてきた人物が、弾圧され罪を着せられる時代がありました。(日本は表立ってはありませんが、諸外国ではまだ普通にあるでしょう)
日本だって、政府に反対するものは投獄処刑された時代がありました。
酷い第二次世界大戦の終戦からまだ100年も経っていないのです。

今では当たり前になった地動説を唱えたコペルニクスも、圧倒的な権力を持つカトリック教会から異端児扱いされました。
やがて地動説は、コペルニクスの死後に徐々に科学者達によって立証されていくわけですが。。

いつの時代も、大きな時代の変化には必ずある種の犠牲のような象徴的存在があります。
絶対的、当たり前の価値観に異議を唱える人物によって、人間社会は進化を遂げて発展してきました。
酷い側面もあるのですが、それが紛れもない歴史の事実です。
そして時代の移行期は、武力の方が目立ちますが、移行を促す直接的なエネルギーは、人間の想念や思想に他なりません。

今はSNSの発展で、こんな一個人でも発信できる力を持てるようになりました。一方でその弊害もあるのも事実です。
使い方によっては薬にも毒にもなる、しかしどちらを選択するかは自らの選択した意思によって決まります。情報の真意を知ることが大切なのはそれ所以です。

ブログの終わりに

先日、芦原妃名子先生の命式を使って鑑定レッスンをさせていただきました。
正直なところ、渦中の故人を鑑定させていただくことや、有名人を取り上げることは大変勇気が必要なことです。
非難やモラルを唱える方々も多いことでしょう。

しかし哀しいかな、人間というものはこれほどの事件やショッキングなことが起こらないと変わらない、気づかない生き物です。
今回のことは、先生が有名人だからこそ大変な騒ぎになっていますが。
しかしこれまでの歴史で、同様な目にあって潰されてきた話題にも上がらない多くのクリエイターが存在します。
それらの方々は、有名人では無いからスルーで良いのでしょうか?
それはおかしいと思うのです。

ゼロから全てを創造するクリエイターの立場がこれほど軽んじられている現実を変えていく声を上げることこそが、今の明るみになった時代で必要なアクションではないでしょうか。
今回のような悲劇を2度と繰り返さないために、私たち一般大衆ができることは、おかしいと思うことはおかしいと発信していく力です。
衝突を恐れるばかりでは、進化はあり得ません。

算命学は、人間をフラットに考察します。
どっちが良い悪いも断じません。こういう特徴を持った人だからこその悲劇性を生んでしまった側面もあります。
そう断じるのが無情の学問と言われる所以ですが、自分の中にぶれない信念を持つことが、今の激動期を振り回されずに、心を病まずに、
強く生き抜く秘訣だと思っています。

私は、そんな風に算命学と向き合っています。
鑑定レッスンはいつも全力で取り組んでいます。算命学に興味がある方はどうぞ創喜塾ホームページまでお越し下さい。
現在期間限定で、私の鑑定レッスンが15分間無料公開されています。
ぜひご覧ください。