現代社会の風潮と母親のジレンマ

2023年の日本人の出生数は、前年に比べて4万人以上少ない72.6万人になるとのことです。減少率は▲5.8%減ということで、最大の減少率となるようです。出生率も1. 20前後と更に低下しています。
子供を持つどころか、婚姻数自体が減っている訳ですから、日本の人口も1億人を切るのはもはや時間の問題のようです。

そして婚姻数の減少は、コロナ禍がもたらした出会いの抑制、常識の概念の変化、などなど人口減少に更に拍車をかけています。
しかし社会が安定していたら、自分の収入が安心して暮らせるレベルだったら、女性が子供を産んでもキャリアを失わずに済むなら、きっともっと普通に結婚して子供を持つ選択をすると思います。

もう歴史の流れとして、この人口ダウンが組み込まれているとしたなら・・・
一個人の想いでどうなるものでもありませんが、大切な未来ある若者たちが、せめて未来に希望を持った明るい人生を送って欲しいと願わずにはいられません。
この厳しい時代、コロナ禍を経験しながら出産をし子育てをしている母親の皆さんへ、心からエールを送りたいです。

今回も、過去のブログをご紹介いたします。
ココロ・ランドリーというブログ名でしたが、前回の投稿記事から、懐かしい!読んでいました!と反響をいただきとても嬉しいです。ありがとうございます。

2021年6月16日 ブログより~

今週の日曜日はzoom講習会です。
今回のプレイ鑑定の方は、お二人共にお子さんが居るお母さんです。
その鑑定準備を、昨日あたりから進めていたわけですけども、いつも思うんです、女って大変よねって(^◇^;)
子供は女性しか産めないわけですが、そんな宇宙の摂理というか、はたまた種の起源ともいうか、生物の本能というか、そんな壮大なものの前に、「自分らしく」っていう概念って通用するかしら?と思うことはしばしばあります。

算命学は、自分の命式を通して自分を知って、人生のガイドにするっていう役割があります。
勉強している皆さんは、いつもどこかでぶち当たると思うんです。

母である私、どこまで責任持たないといけないのかな?

自分優先?子供優先?一体どこまで?
自分ばっかり優先してたら、子供どうなるの?って。私自身も、実際問題いつもそんな気持ちを抱きます。

ただ一つ言えるのが、子供を産んで育てるというのはとてもとてもとても大変な仕事だということ。
お腹に宿ったら、必ずお腹から出さないといかんのです。どんな状態でも、時が来たらお腹から出さないといけないもの、出てくるもの。そうでないと、母子共に生きていられない。

私は出産ほど「切羽詰まる」ことってこの世には無いんじゃないかと思っております。
きっと、ホルモンが出てるから乗り切れると思うんですが、これは正に、動物的本能の分野ですよね。

そんな命がけで動物本能使って産んだら・・・
赤ちゃんがこの世に誕生した途端、理性的な分野を発動させないと育てられない世の中なんですよね。特に文明社会って。動物本能使い果たした後、すぐに頭や精神を駆使しなければ育てられません。

何時間おきに授乳しなきゃ、やれ体重増加が低いとか、うちの子は言葉遅い?まだ歩けない、はたまた泣き声で周辺に配慮しなきゃとか、何ヶ月検診、予防接種、保健師から嫌味のような指導のようなことを言われ、ますますお母さんは萎縮。私、ダメなのかな・・・
ちょっと成長すれば幼稚園、保育園、さらに習い事、受験の準備・・・
エンドレスです。その間、仕事復帰するとかしないとか。
本当に、大変以外のなにものでもないですよね。

現代社会における出産と育児の壮絶さは、簡単に解決と結論を言えるものではありませんが。
子供を産んでも、半分は犠牲にしても、残り半分だけは自分のための余地を残しておいて欲しいと強く思います。あるいは、自己犠牲の期限を決めるとか。

子供が可愛くて子供が私の全て、というのもいけないです。子供によって喜ばされている状態は、子供が反抗してきた時、自分の理想から逸脱した時、母親は必ず不安定になります。

子供がどんな状態でも私は成長を楽しめて幸せ
こんな人は達人レベルですから、こんな記事は読んでいないでしょう(笑)
算命学に興味を持つ方は例外なく真面目な方ばかりですから、敢えてそう主張します。
便利なものに頼って、人を頼って過ごしてください。

子育ては一人で抱えず、半分の余裕を残しましょう。
彼らや彼女らは成長して大人になります。そうしていずれ、自分の子供を持つようになるかもしれません。
そんな時、お母さんやお父さんの様子を思い出したりするんですね。
なんだかんだうちの両親は元気いっぱいだったな、そういう記憶がある子供ほど、なんとかなるという楽観性と自信を持っています。
だから、お母さんがいつも元気で楽しそうっていうのはとても大切なんです。
理由は無いけど自分は大丈夫!根拠はなくても自信を持っていること、そんな子供に育ててていくことが一番大切かなと私は思っています。

エラそうに言ってますけどね、私も皆さんとおんなじです。
理性的な自分、激情する自分、ニュートラルにできるように、日々戦っております。戦いの相手は、自分自身ってやつでしょうか。
でも、最近はなんとかなるさ〜とだいぶ達観できてます。

そういうわけで、縁あって知り合った皆さんですから、算命学じゃなくてもいい、何らかの納得と重荷から解放されるガイドができたら嬉しいです。